これは、2016年の記事です。CC2019から、編集>コンテンツに応じた塗り潰し機能が追加されており、この記事でやっているような選択範囲の操作をしなくても同様のコンテンツに応じた塗りの制御ができるようになりました。
コンテンツに応じた塗り潰し、便利ですよね。Photoshopがバージョンアップする度に速さも精度も上がってるんでラクできます。
ちょーらくちん。でもこいつ、融通効かないところがありまして。
あかん場合
IKEAの文字を消しましょう。消せって言われたし消さないと。
IKEAの黄色を選択して、選択範囲をちょっと拡張し、
選択範囲の拡大・縮小と、フィルタメニューの「白の最大値/最小値」それぞれにキーボードショートカットを当てておくといろいろ捗ります。Cmd+Opt+Shift+「+/-」とCmd+Opt+Shift+Ctrl+「+/-」とか。白の最大値/最小値はクイックマスクで使ったりできます。
SHIFT+deleteで塗り潰しダイアログを出して、「コンテンツに応じる」で塗りましょう。
▲アーッ
まあこうなりますよね。
コンテンツに応じて周辺からそれっぽい(とPhotoshopが考える)テクスチャを引っ張ってきてるので、当然です。
コンテンツに応じる範囲を制限する
簡単です。
まず欲しいテクスチャがある部分だけを適当に選択します。
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レイヤーパネルの黒地に白ボタンで、選択範囲をレイヤーマスクにして必要な所以外を隠します。
これで、コンテンツに応じる、の範囲を制限できました。
レイヤーマスクでなく、選択範囲だけを新規レイヤーにしてもOKです(Command+Jで)
塗りつぶすと、
さっきより全然マシ。
レイヤーマスクを解除し、ブラシや修復ブラシで適当にならして完成です。
欲しい部分だけを選択する
シロクマ(犬?)を「コンテンツに応じる」で塗りつぶすと、隣のクマ(いぬ??)の足が出てきてしまいました。
レイヤーマスクで「テクスチャを持ってきて欲しくないところ」を隠してから塗れば、割と良い感じになります。
塗り部分が飛び地になっていても引っ張ってきてくれます。
結構古いTIPSですがあんまり見かけないのでネタにしてみました。あとIKEAのパンは美味いです。