2016/07/06アップデートしました。下の方までスクロール…!
写真補正するとき、白飛びや黒潰れをもっと簡単に確認したいなと思いませんか…
Lightroomさんだと、白飛びや黒潰れ部分に青や赤の色をつけて「ここ飛んでおる」「潰れておるぞ」と警告表示してくれます。便利。
これをPhotoshopで簡単にやってしまいましょう。
Photoshopでクリッピング警告を表示させる
まずべた塗り調整レイヤーを乗せて…
色を真っ赤にしておきます。色はなんでもいいんですが、LRと合わせます。
べた塗り調整レイヤーをダブルクリックまたはレイヤーメニュー>レイヤースタイル>レイヤー効果を呼び出します。
ブレンド条件の「下になっているレイヤー」のシャドウスライダを右一杯まで持って行きます。
これがハイライト警告になります。
シャドウ警告も同様に、真っ青なベタ塗りレイヤーにレイヤー効果を付け…
ハイライトのスライダを左いっぱいに持って行きます。
この二つをグループにまとめて、オンオフしやすいようにしておきます。
効果
飛んでる!飛んでるよ!潰れてるし!でも見えない!
見えた!!!
こちら、CMYKモードでも使えます。
便利かも?PhotoshopでTAC値オーバーをリアルタイムプレビュー!できるアクション
アクション化しておけばいろいろ捗るのではないでしょうか。
(うっかりオンにしたまま統合しないようにね!)
2016/07/06アップデート
やばげな%から早めに警告するように
5%以下がやばそう…とか、90%以上は潰れる…とか「完全に真っ白・真っ黒」になる前に把握しておきたい場合もありますね。
そんなときは、
ブレンド条件の、反対側に持って行く方の三角をOption(Win:Alt)を押しながらドラッグして分解し、
255÷100×目標%(-255)の位置まで動かしておきます。そうすると…
完全に真っ白・真っ黒になる前のピクセルも徐々に染めてくれます! CMYKモードでもOK。
カーソルで触らないと正確に分からなかった数値がひとめで分かって高速化できますね!
クリッピング表示レイヤーを簡素化する
RGBモードのみ対応。レイヤーグループをまとめて、一枚の調整レイヤーにしてしまいます。
まず…
適当な画像を開いて、クリッピング表示レイヤーセットを乗せておきます。
次に「ファイルメニュー」>「書き出し」から、「カラールックアップテーブル」を選択。
この「カラールックアップテーブル」は、ピクセルレイヤー以外の調整内容をまとめてLUTとしてファイルに書き出します。
「画質」を64、「フォーマット」を3DLにして、OK。
このLUTファイル、画像ファイル内に埋め込まれますので、64にするとファイルサイズ3.7MBがそのまま足されますが、32にすればファイルサイズは463KBに激減します。
保存時にファイル名を決めます。
どこに保存しても呼び出せますが、Photoshopのプリセットフォルダに保存するのが簡単でいいでしょう。
Winなら「ユーザーフォルダ\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop CC\Presets\3DLUTs\」
Macは、アプリケーションのあるフォルダ内のPresets/3DLUTs/」内に、.lutファイルを入れます。
使うには
画像を開いて、「色調補正」パネルから「カラールックアップ」を乗せます。
「3D LUTを読み込み…」を選ぶとファイル選択ダイアログが出るので、保存したLUTファイルを選ぶか、
プリセットフォルダに入れているなら「3D LUTファイル」からプルダウンで選びます。
すると、一枚の調整レイヤーだけでクリッピング警告表示ができるようになります!
RGBモードのみなのが惜しいところですが。メリットは「レイヤー構成をシンプルにする」…くらいですが、アクションでなく、仕事によって染める%を変えたLUTを作れるので、管理は楽かもしれません。