『便利かも?PhotoshopでCMYK画像のTAC値オーバーをリアルタイムプレビュー!できるアクション – やもめも』
こんなのもあります!
『PhotoshopでLightroomのような「白飛び・黒潰れ」のクリッピング警告を表示するTIPS&アクションファイル!(大幅アップデート – やもめも』
前回のエントリでお勧めできない、と書いた、色調補正を使ってのTAC値制御ですが…
せっかくCS6で簡単になったし、あると便利かな、と思って(ぉぃ
CS6の新機能「カラールックアップ」
色調補正に追加された機能です。RGBモードでの3D LUTはプリセットだけでもかなり遊べますが、これ、CMYKモード時に出てくるプリセットがあります。
… ・・・ おお!!!!!!!
とぬかよろこんでみる。
ほんとはマスク作って色調補正で調整…は、必要無いところのCMYK値を極力変更しないでごにょごにょしたい、って結構特殊な目的に使うもので、できればRGBからそのように分解した方がいいと思うなぁ。
んままま、これ、使ってみましょうか。せっかくだし。
1. CMYK画像に「カラールックアップ」調整レイヤーを乗せる
内容は、
デバイスリンク:Total Ink Preview
これを選ぶと、総インキ量を反映したKグレーになります。
400%を100として、350%なら87%の墨。
2. 「二階調化」調整レイヤーを乗せる
3. 閾値を目標TAC値に会わせ調整する
最大値は255です。
350%の場合、255÷100×(100-87)≒33(255×13%)
300%なら、255×25%≒64
280%なら、255×30%≒77
240%…102 …まぁないと思うけど…ここまで落とすなら再分解(カスタムCMYK・プロファイル変換)した方が絶対きれいですよ。
計算機です。
目標TAC値に数値入れると右に二階調の設定値出ます。
今回は見やすいので240%を想定して…(やんないけど
こうなります。
黒い部分が設定(240%)以上のところ。
あとはこれをごにょごにょしてマスクにしちまいましょう。
アクションファイル
CS6にカラールックアップが追加されたので別にアクション配るほどのもんじゃないんですが。
解凍してダブルクリックでPhotoshopアクションに追加されます。
いろいろ適当なので、背景レイヤーのみの状態で走らせてください。
二階調にする際一時停止するので計算値を入力してOK。
マスク付きのフォルダを生成します。そのフォルダ内にトーンカーブでもチャンネルミキサーでも特定色域の選択でも、調整レイヤーを放り込んで調整してください。
マスクはこんな。
はっはっは。これだけ広大だとね…
ちなみにCS6以前向けには、簡単にインキ総量をチェック – Photoshopの秘法 発掘キャンペーン – Adobe Photoshop Magazine
でアクションが公開されてます。
僕のPhotoshop CC 2015.5.0で、CMYKのイメージで、「デバイスリンク」というドロップダウンメニューには「Total ink preview」というオプションが出ない :-/
うちは特に問題無く出ますね…Total ink preview自体はプリセットにも入っていないので、ハードコーディングされているものじゃないかなーと思います。つまりPhotoshop本体に入っているはず。
一度再インストールしてみては。